もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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質問サイトをブログやサイトの被リンク, ネタ探しの場として活用する

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thetheorier.hatenablog.com

 先日のエントリで「質問サイトをSEO対策の場として活用する」点で好評頂いたので, もうちょっとだけ掘り下げることにしました.

 

[Contents]
 

 

 

元々はサイトのアピールが目的だった

 自分は大学生になって少し経ってからYahoo!知恵袋で回答するようになりました, 2004年頃でしょうか.

 現在回答しているアカウントは2009年からになります.

 当時はまだSEOだ何だと言うことを全く考えずにYahoo!ブログとmixiをやる程度でしたが, 卒業してYahoo!ジオシティーズでサイト開設するようになります.

 サイトを始めたからには「それを誰かに役立てたい」ということで人に役立つような内容を書いていたわけですが当初はアクセス向上やアピール…にまでは頭が行っていませんでした.

 

 しかしふ…と思ったんですね, 「折角書いたんだし, ここ(知恵袋)で宣伝してみよう」と.

 

 

そこが「ネタ収集の場」でもあったことに気づく

 今までは単純にサイトや記事の宣伝の場…としか自覚していませんでした.

 でもよくよく考えると質問サイトって言うのは「何かを知りたい人で溢れてる」わけです.

 そして自分は無自覚でしたが「そこで記事になるネタを探している」ことに, 先日の記事を書いててハッキリと気付きました.

 いやホント, これだけ利用しておきながら青天の霹靂とはまさにこのことかと.

 それまでは単純に「安定したアクセスで嬉しいなー」くらいに思ってました, よく考えると全然そんなことは無かったんですが.

 

 

 そんなわけで, 自分がやっていることを整理して紹介したいと思います.

 因みに質問サイトはたくさんありますがそれぞれに性格が異なります, 僕が現在利用しているのはYahoo!知恵袋とLINE Qです.

chiebukuro.yahoo.co.jp

 

lineq.jp

 この2つを軸に説明していきます.

 

 

Yahoo!知恵袋, LINE Q双方の比較(一部主観)

 2つの質問サイトをある程度利用して感じた, それぞれの性質, また相対的な傾向です.

 なお僕は主にiPhoneや数学関連の質問を回っているので, カテゴリ次第では傾向が異なります.

 

 Yahoo!知恵袋LINE Q
メインユーザー 中~大学生 中~高校生
質問、回答の質 ★★★☆☆ ★☆☆☆☆
解決(ベストアンサー、ピッタリ)までの速さ 遅~中 中~速
新着質問の量 やや大
質問本文への補足(質問者) 1回のみ ×
回答者への返信(質問者) ○(個別の回答者に対して) (1)
回答タイムラインへ回答する(質問者) △(上記)
解決済み質問への追加回答 ×(2)
回答数の上限 なし(?)

20(回答者)

10(匿名回答者)

無制限(質問者自身)

文字数制限(質問) 5~2000文字 6~1000文字
文字数制限(回答)

10~4000文字(通常回答)

5~400文字(返信回答)

~1000文字
画像投稿 ~1枚 ~9枚
動画投稿 ~1件 ~1件
その他投稿 -

スタンプ, 地図

(動画を含めいづれか1点)

匿名での質問、回答

(1)下の項目の通り回答タイムラインに書き込み可能なため, 対象の回答者名を入力して回答すれば通知を介して知らせることが可能(アンカーにはならない).

(2)以前採用されましたが, 早々に機能が廃止されました.

※知恵袋についてはプレミアム会員になると文字数増加などの特典があります.

 

 おおよそですがこのようになります.

 

 

Yahoo!知恵袋の特徴(主観)

 以前の知恵袋は質が劣ると酷評で, センター試験で悪用されたりと問題になりましたが, カテゴリの見直しが影響したのか, LINE Qが登場してそちらに「そういう」ユーザーが流れたのか, カテゴリによっては質が改善されている気があります.

 そういうわけで知恵袋は比較的質問側も回答側もマトモに見えます.

 「全く調べずに質問」, 学術系での「問題の丸投げ」などはある意味で大手質問サイトの宿命ですから, 気にしてもキリがありません.

 たまにそういう傾向について憂う質問があるのでそういう心情を共有するのもアリです.

 

 

LINE Qの特徴(主観)

 主観としては「Yahoo!知恵袋の負の部分が流れてきた」という感じが否めません.

 質問の丸投げ, 質問になってない質問, ちょっとしたきっかけでいざこざ…をよく見かけます.

 またLINE Qの副題が影響してか…は分かりませんが, 上の比較表で書いた通り, 質問からピッタリ(=解決)までのスピードが凄まじく速いです.

 こちらが回答を入力している合間に解決してる…なんてこともザラにあります.

 「解決後も回答できる」仕組みのため, 一応回答として残りますが, 全体の傾向として, 「回答の質」よりも「解決の速さ」を重んじる傾向にあります.

 従って間違った回答でもピッタリになることが頻繁にあります.

 「丁寧で長文の回答は割に合わない」, そう思わせてしまう状況ですね.

 そういう倫理的な問題はここで書いても仕方ありませんので別に譲るとして, 逆に考えればここのユーザーは良くも悪くも「飢えて」いますから, 立ちまわり次第ではある程度のアクセスを望めます.

 

 

 こういったことを踏まえて, 或いは自身で体験して, 傾向を掴んでもらえたらと思います.

 

 

実践・注意

 以上を踏まえて, 僕なりのコツだったり注意だったりを紹介していきたいと思います.

 

 

プロフィールからアピール

 サイトやブログでも基本中の基本ですね, ここからまずアピールしましょう.

 

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 Yahoo!知恵袋ではプロフィールにサイト, ブログURLを各3つずつ入力できます.

 また自己紹介欄で1000文字までガッツリ書けますのでこちらにもそれとなくアピールしておくのもアリですね.

 

 

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 LINE Qのプロフィールは200文字と少なめです.

 別枠でURLを入力する場所もないのでこの中で書くしまありません(改めて見ると書いてなかった…w)

 その下に見えるのは分野毎のレベルです.

 得意分野などの分野を登録しておくことで, 登録した分野で回答したりするとレベルが上がり, 質問とは別の形で質問(「私に聞いて」)ができたり, 分野の申請ができたりします.

 分野毎にランキングが行われており, 上位になるともらえるポイントが多くなったりします.

 集めたポイントは楽天銀行を介して現金化したり, LINEギフトカードと交換できます.

 

 

検索, 回答

 あとは思い思いに検索して, 都合の良さそうな質問に回答します.

 リンクのみというのは露骨ですから, 前後に一言入れるなどの配慮を怠ってはならないことは言うまでもありません.

 折角なら画像も貼ってあげましょう.

 

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 先程チラッと触れた通り, 質問サイトには「○○を知りたい」人で溢れてますから, そこからうまくこちら(サイト, ブログ)へ引き込むことでその分だけのアクセスが望めます.

 そういったユーザーが求めているモノをネタに記事にすればこちらはネタに困りませんし, 向こうは向こうで知りたい情報をあわよくば詳しく教えてくれる, WinWinというヤツです.

 

 

「ノート」を書いてみる

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 肝心のサイト, ブログを宣伝する上でメリットはあまりありませんが, Yahoo!知恵袋, LINE Q共に, 自身が作成する「ノート」を投稿する機能があります.

 こちらも工夫次第でアクセスが望めるんですが, わざわざノートを作っておいて肝心な部分は『リンクからどうぞ^^』は本末転倒な気がするのであまり使っていません.

 アイデア次第では使えるかもしれないので覚えておいてください.

 なおノート投稿はいずれもパソコンからしか行えません(LINE Qのみ閲覧は可能).

 

 

被リンクした回答が拡散される

 回答した質問によっては, 更に別のサイトなどで活用されたり, 第三者のサービスがまとめてくれたりします.

 サイト自体の「力」が大きい大手質問サイトならば, それだけ検索エンジンにも載りやすく, 注目されやすいわけです.

 まさに宣伝の場として格好であり, 更に色んな人が拡散してくれる可能性を秘めています.

 

 

貪欲に被リンクを狙わない

 あくまでも質問サイトであって, SEO狙いというのはこちらの勝手な解釈です.

 回答の度にガツガツリンクを貼ると回りにバレて良いとこなしになりかねませんので, 程良く「普通の回答」もしましょう.

 

 

短時間での同じ内容は控える

 毎回同じ文言だとステマ扱いされ, 嫌われるどころかヘタをすると商用回答扱いされかねません.

 特に短時間に複数の質問に回答するならある程度言葉を変えて工夫します.

 

 

「荒らし」や「怒りの沸点が低いユーザー」

 これについては何も質問サイトでなくともありうることですね.

 ブログなどにコメント欄を設けていれば, いつかそういう方に遭遇するのは避けられません.

 ブログなどであればそもそもコメント欄を設けない手もあります.

 質問サイトなどでそういう状況になったら基本的には早々に謝っておき, 以降は無視しましょう.

 ヘタに絡んでも良いことはありません, お互い損をするだけです.

 

 

回答することでアクセスへの「導線」が増える

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 質問サイトへリンク付きの回答をすることで, しないのと比べて上記の通りブログへのアクセスの導線が3本増えることになります.

 質問自体のシェアを考えれば更にもう1本増えるわけですね.

 

 

僕が思う「質問サイトのあるべき姿」

 そもそも質問サイトというのは「知りたいことを質問」し, 「それに(できる限りの)正答を提供」する場です.

 

 しかしもう一つ重要なことは, その質問自体がまた別の人にとっての情報源になることです.

 

 各々の質問はそのリアクション, 評価に応じてGoogleをはじめとする検索エンジンのオーガニック検索に表示されます.

 -オーガニック検索とは-

検索画面に表示されるURLのリストのうち、リスティング広告のような広告枠を含まない部分

 

オーガニック検索とは | SEO用語集:意味/解説/SEO効果など [SEO HACKS]より抜粋

 

 調べ物をしていてクリックしたページが質問サイトで, その中に質の悪い質問・回答があったとき, ちょっとでもガッカリしたことありませんか?

 

 そんな質問・回答が検索上位になるくらいなら, より為になるものが上位になった方が意味があります.

 もちろんSEO対策になるという意味でこちらにもうまみがあります.

 

 こちらの「思惑」があるとはいえ, その分だけ少しでも質問サイトが健全になるなら, それはメリットと言っても良いでしょう.

 

 

 数件程度では被リンクの恩恵は少ないでしょうが, コツコツやっていけば必ず無視できない規模になり, それだけサイト・ブログへのアクセスとして現れます.

 そこまでやるのは大変…な人は, 記事を書く上でのネタ収集の場として捉えるだけでも十分価値のある存在だと思います.

 

 大抵の質問サイトはスマホアプリもありますし, スキマ時間の間に行うこともできます.

 手を付けやすいと思った方から試してみては?

 

www.valid-seo.biz

 調べてみると殆ど同じ発想をされているサイトさんがありました.

 失礼ながらhtmlソースを見てみると最終更新が2013年...やっぱり思いつく人はいるんですね…