もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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【iOS】2万超のアプリの容量を調べてみた(2016.10.28)

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[Search]iPhone URLスキーム -The theoryの戯言

iPhoneのURLスキームを検索して一覧表示できます. リクエストは内容に応じてお答えします.

 URLスキームのサイトの方で2万個超えを果たしましたので, 久しぶりに再びアプリサイズの傾向を調べてみました.

 

[Contents]
 

 

調査対象

 現時点での標本数は21,324個になります.

 サイトの方が22,376個(2016.10.23時点)とズレているのは以前PCが壊れた時に一部のipaファイルが復旧しなかったためです.

 

 以前はゲームアプリなどを敬遠がちでしたが若干方針転換してそういったものも対象にするようになった結果, 100MB超えのアプリも(良くも悪くも)増えています.

 

 また対象はipaファイルのサイズなので「書籍とデータ」は対象でないことに注意してください.

 

 

結果

 実際調べてみた結果は以下になります.

 

 

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 画像の通り, 10MB以下のものが大多数を占めているのが分かります.

 実際10MB以下のipaファイルは11,971個で, 全体の約56%になります.

 

 

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 因みに10MB以下のアプリはこのような結果になりました.

 

 

 簡単な統計指標は以下になりました.

算術平均  16.99053MB 
中央値  8.229585MB 
標準偏差  35.35185MB 

 

 辞書アプリなど, GB単位のアプリが入れば算術平均は簡単に動いてしまいますから, ある程度信頼すべきは中央値でしょうか.

 

 もちろんゲームなどが多ければこの限りではありません.

 実際には入れるアプリが偏るものですからね.

 

 

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デバイスに入るアプリ数の目安

 というわけで, 今回取得した算術平均を基準に, アプリがどれだけ入るか大まかに計算してみましょう.

 

 iOS10対応デバイスに合わせ, 対応するストレージは

 

  • 16GB
  • 32GB
  • 64GB
  • 128GB
  • 256GB

 

ですね.

 

 またストレージというのはその内部では2進接頭辞で計算されています, つまり キロやメガという単位は1000倍でなく1024倍です.

 

 更にストレージはそのデバイスで使用するOS, iOSの分が既に使われています.

 これはデバイスを使用する限りどんなデバイスでも共通ですから, これを予め削った上で計算してみます.

 デバイスに応じて少しずつ違うと思われますが今回は僕のiOS10.1の場合である2.31GBを採用します.

 しかし例えば僕のiPhone6 64GB が55.13GBと表示されているんですが, 上の理屈だけで計算すると約57.29464…GBとなり, 2GB程度の差が生じます, これは標準アプリを含め色々でしょう.

 他のモデルについても他を調べるにこの計算からおよそ2GB程度の違いが認められ,これらを加味するとそれぞれのモデルはおおよそ次のように置き換わります.

 

モデル 最大推定容量 
16GB  10.59116GB 
32GB  25.49232GB 
64GB  55.29464GB 
128GB  114.89929GB 
256GB  232.10858GB 

 

 つまりこれが, ユーザーが使用できる最大量の大まかな数字と仮定されます.

 

 これを元に, そのデバイスにアプリが最大何個入るかを単純に計算してみると以下になります.

 

モデル 最大収録数 
16GB  638 
32GB  1,536 
64GB  3,332 
128GB  6,924 
256GB  13,988 

 

 というわけで16GBモデルでも(理屈では)600超のアプリを入れることができる計算になります.

 

 

 

 実際にはこれより少なめに見積もるべきでしょうが, 仮にこれを十分の一に見積もっても中々の数であることが分かります.

 

thetheorier.hatenablog.com

 因みに以前計算した通り, 例えばiPhoneには物理的に49,006個のアプリを入れることができます.